Aおばさんの徒然ペダル日記

自転車を中心に日々の徒然を綴っていきます。

しまなみ海道 冬 2015年12月26日〜29日 年末の顛末3ー①

割と朝早くから目は覚めていたが、動き始めたのは8時過ぎ。

ゲストハウスからすぐのところにコンビニがあるので、そこで朝食を調達。

ハウスの居間で食べながら、スタッフさんとコースのおすすめ何ぞを聞きつつ、本日走るコースを決める。

 

今回は、「ゆったり」が一つのテーマ。距離を稼ぐことが目的ではない。夏、見過ごした景色や店を訪れようと考えていた。

手持ちの「しまなみ島走BOOK」で、めぼしいところはチェックしていたが、やはりスタッフさんから新鮮な情報を得るのが一番良い。特に坂については。

本日は、大三島生口島に絞った。スタッフさん曰く、大三島は今、しまなみの島の中でも一番活気づいているそうだ。移住者も多い。おばさんは坂はアウトなので、そこも確認し、自家用車で大三島まで移動。サイクリストの利用も多い「道の駅 多々羅しまなみ公園」の駐車場に車を停める。

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さすがに夏ほど利用者は多くない。建物の道路を挟んだ反対側にある駐車場を利用したが、ちらほらトランポしてきたチャリダーの方々が数組見られた。

 

車からスペシャ君を下ろし、ビンディングに履き替え、諸々セッティング終了後、一瞬迷う。ある程度足を作ってから走った方がよいが、生口島への橋は目の前。そして当然上り坂が待ち構えているからだ。

「ま、いっか。」

運動不足でちらりと不安はよぎったが、さすがに第一の坂は乗り越えられるだろうと思い直し、スタート。若干曇り気味だが、そんなに寒い訳でもない。

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多々羅大橋の上に出ると、若干向かい風だった。すれ違う自転車もまばら。生口島に入る。シクロの家スタッフさんより、ブルーラインコースではなく、みかん畑の中を通る眺めの良い道を紹介されたが、入り口が分からず、取りあえず愛媛側から見て逆時計回りで生口島を廻ることにした。

 

気温まずまず。風も気にならず、海岸を右目に見ながら走っていく。気持ちがよい。途中「小さなお宿 Link輪空」さんを確認した。近いうちに泊まりたいと思う。さらに進むと「バス食堂 福ちゃん」があったが、残念ながら閉まっていた。

生口橋をくぐる。ココで風が向かい風になってしまった。夫婦のチャリダーが一組、おばさんを抜かしていったが、数百m先で女性側にトラブルがあったのか止まっていた。

「大丈夫ですか?」

と一応声をかけてみる。何ができるという訳ではないが、こういうのは声をかけずにはいられない。

「大丈夫です。」

との声に、先に進む。

生口島を選んだのは、ここに「ジェラート専門店ドルチェ」があるからだ。夏はココの存在にものすごく救われた。

 

客がいない。自転車ラックに一台もかかっていない。駐車場に車がない。

「やってるのか?」

一抹の不安を覚えるが、開店していた。中に入ると、白人のご一家が一組。今回は通常のバニラを頼んだが…。寒さに少々やられていたため、後でメニューから冬季限定ぜんざいを見つけ後悔する。でも、注文を変えることなく食べ、再スタート。

 

そろそろお昼時だ。最初は平山郁夫美術館にも行くつもりだったが、外観を見ただけでもう満足。すぐ後ろの耕三寺も門を見ただけでお腹いっぱい。一度、小さな「しおまち商店街」を通り抜ける。島の規模にふさわしい かわいらしい感じの商店街だ。サイクリングの店もあった。法事だったらしいブラックフォーマルのお姉様方を横目に、港まで到着。

「どこで食べよう…」

この島はたこが有名だ。山者のおばさんは、海産物に目がない。しまなみに来たならば海産物は食すべきだ。たこ料理を扱っている店も数件開店している。しているが…迷って2回この小さな商店街を往復しているうちに、入る気が失せて(おばさんにはよくあること。優柔不断なのか、気が変わりやすいのか)、その気持ちが表れたかのようににわか雨まで降り出し、大三島に戻ることに決めた。

 

しかし、寒い冬の昼過ぎ、いくらおばさんとはいえ、栄養補給がバニラアイスだけでは、まずい。事前にスタッフさんに聞いていた大三島にあるカフェを思い浮かべた。ここはおやつタイムによるつもりだったが、何か食べられる物があることを期待し、ペダルを漕ぎ始めた。ふと思い出した。

「そういえば あそこに みかんがあった!」

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救いの神だ。橋のたもとにここがあったのは。夏は、この人形さんたちに何も感慨をもたなかったが、このおもてなしにやはり心遣いを感じた。さすがみかんどころだ、そして四国だ。箱の中から小振りな物を一つ、選んでいただく。甘さが体に染み渡る。置いてあったノートには、たくさんの感謝が記してあった。同じように一言感謝を記しておく。

*1:Google Mapより