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Aおばさんの徒然ペダル日記

自転車を中心に日々の徒然を綴っていきます。

しまなみ海道 冬 2015年12月26日〜29日 年末の顛末3ー②

みかんで少し生き返った。雨も止んだ。向かい風もない。ただ、寒い。ちなみに寒さは体の方は問題なかったが、足先が問題だった。シューズカバーを忘れてきていたのだ。やはり冬の風はビンディングシューズを容赦なく突き抜け、ただでさえ寒さに弱いおばさんを弱らせていく。

景色はチラ見程度、鈍色の海は心を表しているかのようだ。さっさと多々羅大橋を渡り、道の駅でトイレ休憩。スマホでカフェの位置を確認し、再び走り出す。目的地がよりはっきりしたため、心に余裕が戻る。

目的地は「オミシマコーヒー 焙煎所」だ。

ここへたどり着くには嫌でも坂を越えねばならない。スタッフさんから大三島大橋に向かう道の途中から降りるとショートカットになると聞いていた。ここで余計な色気を出してしまい原付道に入ってしまう。案の定自転車道よりもきつい傾斜で、ついに足を着く。

取りあえず上にたどり着く。脇道があるはずと教えられたがよくわからない。カフェのある方を見下ろすと、一人のローディーさんが坂道を押しながら上がってくるのが目に入った。結構な細道、傾斜のある坂だ。

この道か…。

…急な下りだ。

おばさんは登りも苦手だが、下りも苦手だ。ロードを手に入れてすぐ、地元の山で恐ろしい目にあって以来。そんなことを言っている場合ではない。道は確定した。ブレーキからいっさい手を離さず、かけ下る。枯れ葉と細かい砂が恐怖をあおる(大袈裟)。

 

下り終えると、こんなの地元民しか利用しないだろうという道であることが分かった。海沿いの道なので、コンクリの防護壁を左に見ながら走っていく。のんびり釣りをしている人がおばさんを見て、会釈。挨拶を返して進む。

 

この細い道と51号線との合流点に「七曜工房」という店があるはずだが、よくわからず。少々不安になりながらも、海沿いにペダルを進める。辺りは小さな集落。さほど行かなくてももう店はあるはずだが…。ちょっとした登りを上っているその途中で小さな看板を見つけた。目的地だ。

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*1

 

中に入ると、偶然にも一席のみ空いていた。チャリダーの皆さんがよく利用する店とのことだが、自転車乗りは私しかおらず、車で来た観光客の方ばかりだった。店長に声をかけ、スペシャ君を庭先に置かせていただく。ヘルメットをとり、ビンディングシューズを脱ぐと、ほっとした。

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さらに、ランチのスパイスカレーも、ほぼ終わっていたところを、炊いている最中のそれが炊き終わるのをお待ちいただけるのであれば、ということで出していただけることに。 コーヒーとスイーツも注文した。ココで失敗だったのは、これを先に食べておくべきだったこと。ランチメニューがスパイスカレーであれば当然、コーヒーの風味が口の中で消えてしまうのは分かっていたのに。ぼんやり気がついていたのに気が回らず、後で後悔する。カレーも、コーヒも、スイーツも美味しかっただけに。

 

注文を待っている間に客は私だけになった。席をより窓側に移し、なおかつ冷えていく事に耐えきれず、無理を言ってストーブを点けていただいたり。

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 まったりと過ごした後、会計のときにふと口にしてみた。

「この辺りでみかんって買えませんかね?」

今回しまなみに来るにあたって、家族からは産直のみかんを買ってくるように言われていたのだ。道の駅ならば問題なく買えるが、それでは何となく面白くない。ところが東海地方にありがちな「ココで売っています」の、のぼり旗をついぞ見かけなかった。

 

その一言ですべてを心得てくださったのだろう。お客さんも私の会計時に入ってきたカップルさんのみだったので、奥様が農家に案内してくださるという。その場所はお店のすぐ隣の農家。中に入ると、そこの奥様がちょうど出荷の準備をしておられた。

オレンジハウス大三島」さんだ。

 オミシマコーヒーの奥様が声を掛けると、きっとこういうことは何度もあるのだろう、手慣れた感じて招かれ、すぐに試食を勧められた。「これもこれもおいしいわよ。」に数個も渡され、さすがに食べ過ぎの感あり。種類によって味が異なることに今更ながら気がついた。

 

コーヒー店の奥様は店に戻られ、おばさんは雑談を交えながら、10kgを親戚分も含めて2箱お願いする。ついでに、パンフレットと、規格外のみかん・レモンを持って行きなさいと渡された。有り難くバックパックに入る量だけとお断りしながらいただき、コーヒー店に戻る。戻ると奥様が「買えましたか?」と声をかけてくださった。無事手続きを終えたことを告げ、感謝を伝えて再びスペシャ君を動かす。今度は、細道ではなく51号を道の駅へ戻って行く。坂道は何とか上れた。駐車場に戻り、スペシャ君を収納。道の駅でお土産を買う。車だとこの辺りを考えなくていい。

 

次に、本当ならばスペシャ君で訪れるつもりだった「大山祇神社」に向かう。時間は3時半。車を走らせる。ココのヘルメット守りが欲しかったのだ。

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夕方の気温の落ちた中、数組の自転車乗りがまだ走っていた。門手前の駐車場に車を停め、中へ。お参りを済ませ、お守りをいただく。おばさんは朱印状も集めているので、朱印も頂く。お守りはすぐにヘルメットの内側に貼っておいた。

 

これで、この日の目的は概ね達成。ゲストハウスに戻ることにした。

 

本日の走行距離:34.5km

   平均速度:18km

*1:Google Mapより