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Aおばさんの徒然ペダル日記

自転車を中心に日々の徒然を綴っていきます。

南三陸町

レンタサイクルで町を回った南三陸町石巻市、2つの市町。レンタサイクルについては先だってUPした通り。

三陸でレンタルサイクル - Aおばさんの徒然ペダル日記

 

市街を走ってみての感想を残しておこう。

南三陸町

BRT気仙沼線で、一路志津川駅へ。南三陸の行政の中心は、高台にあるベイサイドアリーナ方面に移っている。志津川駅一体は、震災の時、大きな津波に飲まれた地域。ここにはいま南三陸さんさん商店街とポータルセンターがある。

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レンタサイクルのサドルの高さは丁寧に調整してもらえる。走る場所について、受付の兄ちゃんに「どこ行きますか?」と言われても…。地図を確認するも、山手と海手の東西を動くしかない。

 

景勝地・神割崎はおばさんの借りた前日、電動自転車で6時間かけて行った方がいたそうな。ロードなら問題なかろうが。従って、震災遺構を見ると割り切って動く。とはいえ、釜石からずっと真面目にそういうのばかりを見てきたので少々疲れていたため…まずは山手に上がる。

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南三陸町観光協会公式ホームページ

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山手の入谷地区。穏やかな里山。おばさんとこの地元と変わらない風景。

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モアイを見つけたり。

 

緩やかな上りであっても東北の空気は涼しく汗をかいてもすぐに引いていく。水分を入れつつほぼ町境まで到着。ただ、山手の集落には、仮設住宅があるのだろう。こういった集落にしてはかなりの自動車が田んぼの間を走って行くため、海手ほどではないが、少々落ち着かない雰囲気だ。

 

再び折り返して海手へ。

 

時間はちょうど昼。昨日の気仙沼での不愉快な思いを払拭したいと思いつつ、折角なので海鮮が食べたいなと。さすがに商店街は観光客で一杯。BRTで到着する前に目に入った商店街近くの寿司屋に入ってみた。

大将や店のスタッフの元気のいいかけ声で迎えられる。カウンターに通され、ランチのお勧めを聞いた。『くう海丼』が一押しと言うお姉ちゃんの言葉にすぐに決める。客はどんどん入ってくる。観光客ばかりではなく地元の方、お盆故か夕方の出前の注文電話も多かった。こういう雰囲気を持つ店、最高だ。

 

美味い

 

会計の際、レンタサイクルに乗ってきた事で自転車の事が話題に。やはり、9月の『ツール・ド・東北』、これがとても大きいイベントらしい。南三陸のエイドステーションはここより先の歌津の方になるとの事。

 

さらにうれしかった事は、忙しいランチ時で合ったにもかかわらず、会計を終えて外に出たおばさんの元に女将さんがわざわざ出てきて、塩タブレットを渡してくださった事。

 

「今度は、自分の自転車でぜひいらしてね。暑いから気をつけてね。」

 

捨てる神あれば拾う神あり。女将さん、ありがとう!

くう海、ぜひ皆さんも行ってください。

 

店からすぐの場所が、あの防災庁舎の跡地だ。

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これは45号線から撮ったもの。道を挟んで反対側の敷地に駐車場と道が設けられ、焼香できるようになっていた。観光客はひっきりなしであったが、誰も何も言わない。黙って手を合わせるしかない。

 

後ろの盛り土の高さを見てほしい。防災庁舎は12m。それを越える高さのかさ上げが行われているのだ。これは南三陸だけではない。ツール・ド・東北のような大きなサイクルイベントなら交通規制も行われようが、おばさんが訪れたときもひっきりなしに工事車両が行き来する道路だ。縦走するのは気が引ける。

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一旦45号をベイサイドアリーナ方面に上がっていくも、見えるのはこの盛り土ばかり。途中で折り返して、もう一つの震災遺構に行く。

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 結婚式場 高野会館。300人以上の命を救った4階建ての建物。防災庁舎のすぐ近くにある。盛り土がなければ隣同士と言ってもよい距離だが、土のせいで多少迂回する。と言ってもたいした距離ではない。

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しばし、廃墟を眺め、進む。ようやく海が見えてほっとする。海辺はこうでなくちゃ…。でも、橋の両サイドはすべて盛り土。何も見えない。

 

戻る途中で気がついた。JR気仙沼線の破壊されたままの高架。

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はっきりいってたいした距離でも、時間もかかっていない。だが、まざまざと自然の驚異を見せつけられた。

 

2時間ちょっとのレンタサイクル。乗り物ばかりだったので、自分の足を使えた事はうれしかった。6段変速のママチャリでも上りは結構行けたのも、それなりに走らせているからと自負したり。

 

が、バスに乗ってではなくポタのスピードだからこそ見えた震災の跡。ここが美しい景観を取り戻すのはいつのことになるだろうか?

 

レンタサイクルを返却し、併設されている震災資料を見学。その後商店街に行って買い物。再びBRTに乗り、石巻へ移動する。

 

本日はここまで。

 

お付き合いいただき、ありがとうございました。